Gada.be -- 万能メタサーチ 

 多数のユーザーから広く情報を集めて成り立っているweb2.0サイトにとって「サーチ」は命だ。サーチがなければ膨大なデータのほんの入り口にもさしかかれない。


 だが、ニュースにブログにRSSフィード。膨れ上がったユーザー参加型サイトを一つずつ調べて行くのは並大抵ではない。そこで登場したのが Gada.be だ。このサービスは諸サイトを横断的に一まとめにサーチしてやろうという欲張りなサイトだ。


 例えば、「war」という単語を「news」のカテゴリーから検索してみよう。タグを頼りに、Topix.net やFindory や Newsvine や Google News などのRSSフィードからそれぞれ10個ずつの検索結果が抽出される。


 検索語は同じ「war」のままで、カテゴリーを「Amazon」にきりかえると、本や、音楽のデータが、そして「photo」のカテゴリーから検索すると、Flikr などのフォトストレージから、大量の写真が選択される。


 Gada.be という会社は昨年10月に、URLを送信するだけで検索結果を送り返すというユニークなサービスを開始した。しかし、直後に悪質な「ジャンクサイト」と認定され、一時 Google から締め出されることに。


 今年に入って、Googleとも折り合える形で再出発。今回のようなメタタグ検索の結果を OPML ファイルで出力する、というアイデアで、多くのユーザーを集めることに成功している。ここまでサーチにこだわった会社も珍しいのではないだろうか。