Crowdstorm --Web2.0的ショッピングサイト

 Crowdstorm はユーザーによる商品格付けサイト。digg クローンを利用して、ユーザーが商品の評価をし、別のユーザーがその評価を参考にする、というサイトだ。

 このサイトのオーナーは問いかける。人は何を根拠に商品購入を決断するか。メーカーのカタログでもない、販売員の説明でもない。

 結局は、実際にその商品を購入し使用しているユーザーの生の声ではないかと。その声がたくさん集まれば集まるほど、信頼性は高くなる。

 Crowdstorm が目指すのは、ユーザーがより納得づくの決断ができるよう、ユーザー同士が情報を交換し合える場を提供することだと言う。

 ただ、問題点もいくつか見えてくる。まず商品の正確なバージョン情報が少ないという点。あくまでも「ユーザーお勧め」という形で最初に提案されるので、メーカーサイドの情報とのすり合わせなどが万全か、と疑ってしまう。

 もう一つ、価格情報がないという点。価格情報は「評価」を最も左右する要因ではないか。なぜなら少々の型落ちでも低価格ならOKというユーザーは多いからだ。

 これらの点を総合的に判断すると、日本の「価格コム」などの出来はすばらしいと思った。これらのサイトこそWeb2.0的ショッピングサイトと胸晴れるのではないだろうか。