Google Earth に古地図を貼り付ける

 レイヤー機能を利用したGoogle Earth のおもしろい試みが紹介されている。


 ⇒ http://www.gearthblog.com/blog/archives/2006/11/four_new_featured_go.html


 なんと、最新の宇宙映像に数百年前の古地図を貼り付けて、例えば、ロンドンの街路をタイムトリップしようと言うわけだ。

 江戸時代の武家屋敷の庭園が現在東京のある有名なホテルになっている、なんてことが簡単にわかってしまうのだ。

 しかも、二つの時代をボタン一つで切り替えることが出来るので、視覚的にはまるで両者を重ね合わせているな錯覚に陥る。

 当然、数百年前の地図であるので、方角や縮尺の精度を欠くと思われるが、それをうまく調整しながら貼り付けているからスゴイ。

 利用の仕方は簡単だ。まず Google Earth の最新バージョンをインストール。

 次に、インストールした Google Earth が日本語版なら、オプションから英語版に切り替える。なぜか日本語版には対応してないようだ。

 英語版には以下のようにして切り替える。

 「ツール」⇒「オプション」⇒「一般」⇒「言語設定」⇒「English」

 そして、パネル一番下の「レイヤー」機能に表示されているはずの、「Featured Content」を選択し、さらに「Rumsey Historical Maps」を開く。

 ずらっと古地図の一覧が並ぶので、チェックし、ダブルクリックすると、指定の場所にジャンプする。

 一番上には「turn Maps off」というチェックボタンがあるので、いつでも古地図を見えなくすることが出来る。

 今のところ、ジャンプできる古地図は、1836年のニューヨーク、1853年のサンフランシスコ、1843年のロンドン、1680年の東京、1716年のパリなど16種類。

 当然これから、ユーザーが所有の古地図をアップしてレイヤーを自分でつくり公開するといったことが可能になるように思われる。

 「ネタフル」さんのところで、オリジナルの地図をGoogle Mapsに埋め込むネタが紹介されていた。これも同様の試みとして注目していこう。

 ⇒ http://netafull.net/tech/016723.html