MSワードやエクセルで Zohoファイルを直接、編集、保存出来るようになった


 ⇒  http://blogs.zoho.com/                    


 Zoho ブログのアナウンスによれば、今回次の3つの大きな機能追加が実現した。

 ① Zoho Plugin for Microsoft Office

 Zoho のスタートページ(http://www.zoho.com/)から、「Zoho Plug-in」をダウンロードし、インストールすると、MS ワードとエクセルにプラグインがインストールされる。

 その後例えば、ワード開くと Zoho Writer のプラグインのショートカットボタンがちゃんと設定さている。

 これらを使って、ワードで作成した文書を Zoho Writer にそのまま保存したり、追加することが出来る。逆に、Zoho Writer で保存された文書をワードで呼び出し、編集、保存することが出来る。

 ワード文書として保存するか、Zoho Writer の文書として保存するかの選択に関しては、やや慣れが必要かもしれない。ただ少し安心なのは、Zoho Writer の文書として保存した場合には、同時にそれのワード文書がプラグインがインストールされたフォルダに保存される仕組みになっていることだ。

 当然、ワードで作った文書を保存する場合、Zoho Writer でこれが再現されるかどうかの問題が残る。

 ざっと調べてみたが、フォントの大きさを変えたり、色をつけたり、アンダーラインを引いたりといった文字書式の変更は難なくクリアしている。

 テーブルの挿入、リスト番号の設定、罫線なども問題なく出来た。ここまではばっちりだ。

 しかし、インデントや行間の変更など段落書式に関わるところは難しいようだ。また、テキストボックスの挿入やワードアートの挿入などは全く受け付けないようである。


② Zoho APIs

 今回新たに、Zoho Writer と Zoho Sheet の API が公開された。これによって、ユーザーのアプリケーションから Writer や Sheet の機能を呼び出すことが出来るという。

 果たしてこれがどんな可能性を広げてくれるのか、これからが楽しみである。

 ⇒ http://writer.zoho.com/public/help/zohoapi/fullpage


③ Desktopize に対応

 Desktopize とはウェブアプリケーションをブラウザのなかではなく、デスクトップ上で開くように見せかめるための無料ソフト。ブラウザの乱雑を嫌う人にとってはすっきりしてよいかもしれない。今回、この Desktopize に Zoho のファイルが対応した。

 全体的としては、やはり MS ソフトを使って、Zoho ファイルを編集できるようになったという点が大きい。使い慣れたアプリで文書を作りたい人もいると思われるからだ。

 ただ、使える機能と保存できる機能が異なると言うことのストレスは大きい。今後どうこの差を詰めていくかにすべてかかっているような気もするが。