Google Earth で 船舶発信の気候情報をリアルタイムに表示

 DestinSharks.com が NOAA (National Oceanic & Atmospheric Administration)の Voluntary Observing Ship (VOS) プロジェクトに基づく気候情報を Google Earth 上に表示するプログラムを開発した。

 ⇒http://destinsharks.com/maps-charts/157#more-157

 NOAA は世界中の商船に航海中の気候をレポートするよう呼びかけ、これらデータをコンピューターに集積してきた。これをVoluntary Observation Ship (VOS) Project と呼ぶらしい。

 DestinSharks.com は刻々と集められたこの気候情報を Google Earth 上にビジュアルに表示する方法を開発したと言うわけだ。

 上のサイトに行き、「vos-nl.kmz」というファイルをダウンロードして、これを Google Earth で開くと各船舶の位置を知らせるマーカーが表示される。

 マーカーをクリックすると船舶のID、風向き、気圧、気温、視界などが表示される。

 面白いのは、時間を設定するスライダーがあって、たとえば午前3時から5時までと指定すれば、その間に寄せられた情報だけが表示される。

 データにはすべてタイムスタンプが押されているので、このスライダーをうまく利用すると、刻々と変化する海面の状態を手に取るように観察できると言うわけだ。

 Google Earth の利用の可能性はほぼ無限ではないか、そんなことを感じてしまった。