2年間で急成長した「スタートページ」と「Gadgets」の未来

 GoogleGoogle Personalized Homepage を正式にスタートさせたのは 2005年の5月。たった2年間で、NetvibesWindows Live や Pageflakes といった強力なライバルたちとしのぎを削りながら、「パーソナライズドスタートページ」という一つの新しいオンラインサービスを確立しつつあります。

 その主役はなんといってもページのコンテンツを構成する Gadgets と呼ばれるミニアプリケーションでしょう。「スタートページ」の発展とともにさまざまなネット企業が積極的にこうした Gadgets をそれぞれ Google用、Netvibes用に開発し提供するようになりました。

 最新のデータによると Google用の Gadgets はすでに 4200 を上回るほどに。この数字は他のサービスの3倍になるとか。

 この Gadgets をめぐってさまざまな動きがありました。

 一つは Netvibes による「Universal Widget API」というGadgets の統一規格を作ろうという計画。これはすでにブログの中で発表されましたNetvibes はこれによってGoogle との距離をどう詰めようとしているのでしょうか。

 Google はすでに Personalized Homepage 用の Gadgets ばかりか Google Desktop 用のGadgets、個人サイト用の Gadgets まで公開しました。さらに自分のブログを Gadgets 化する方法も発表しています。

 Niall氏はブログの中で、Google Gadgets に関する興味深い調査結果を発表しています。それによると、もっともよく利用されている Gadgets は「Date & Time」で2位は「Google Calendar」であったとか。

 やはり目に付くのは Google 関係の Gadgets が圧倒的に多いということでしょうか。この分野でも Google の寡占化が進むのか。それとも他のサービスの戦略が奏功するのか。ますます目が離せないようです。