「PodZinger」YouTube コンテンツも検索対象に

 PodZinger はその名前のとおり、ポッドキャストの中に含まれた音声データを解析し、その全文を対象とした検索サービスを提供してきた。

 ⇒http://www.podzinger.com/index.jsp

 つまりユーザーが検索キーワードを入力すると、たとえその言葉が一つのポッドキャストの些細な会話の中で使われているだけでも、それを拾い上げ検索結果にリストアップするという離れ業を提供してきたのだ。

 これは BBN Technologies という音声をテキストに変換する技術を使ってポッドキャストのコンテンツをテキストとしてインデックス化し、その中から特定用語を検索できるようにしたものだ。

 しかも、検索結果画面では、コンテンツの中で検索キーワードが現れる時刻を記したタイムスタンプが表示され、ユーザーはキーワードが現れる前後の場面に直接アクセスできるというわけだ。なんとすばらしい検索サービスか。
 
 だが、数日前 PodZinger はさらに画期的な発表をした。それはポッドキャストのみならず YouTube のコンテンツをすべてこの検索対象にするというというのだ。

 確かにトップの PodZinger の検索画面では「PodZinger」と「YouTube」のどちらかを選択してから検索するようになっている。たとえば「Saddam」と検索すると、YouTube のほうでは調子が悪かったのか一つもヒットしなかったが、ポッドキャストのほうではなんと 24798 のコンテンツが抽出された。

 PodZinger はさらに、個人のコンテンツ製作者が PodZinger を通して作品を提供しそれが広告収入を生むとその個人製作者にもパートナー収入が入るという YouTube にさえない広告サービスをおこなっている。

 さらに検索結果は RSSフィードとして広く配布されている。このサービスの利用価値はかなり大きいように思われる。