iPhone は Office 2.0 革命を加速する
Apple 社の iPhone の発表ほどネット界を揺るがしているものはない。話題は今それで持ちきりという感じだ。
すでに新聞で活字になっていること、たとえば「iPhone は iPod と ケータイとウェブブラウザの三つを併せ持ったものだ」といったことをここで蒸し返してもあまり意味がないであろう。
ひとつ紹介したいのは Ismael Ghalimi 氏の「iPhone and Office 2.0」というブログ記事だ。
⇒ http://itredux.com/blog/2007/01/09/iphone-and-office-20/
彼はここで、iPhone と Office 2.0 革命の関係について鋭い指摘をしている。
さあダブルクリックして、そして私たちにはなじみの、少なくとも私にはなじみの Office 2.0 革命の意味するところを考えてみよう。iPhone がもたらすことは、触れるものすべてたとえばイベントやブックマークさらに画像などへの同期化だ。それはそれですばらしいことだ。だがより大事なことは、完全にひとり立ちできる EDGE と Wi-Fi を備えたウェブブラウザをゲットするがゆえに、すべてのデータにいつでもどこからでもアクセスできる可能性を手に入れる、ということだろう。突如として接続環境の改善が取り組まれ、何よりも早くそれが期待されるかもしれない。
(中略)
iPhone はまさに私たちが情報を扱う方法を変革しようとしている。それは今年かあるいは次の年かわからないが、Office 2.0 のコンセプトの最も効果的な促進者になるかもしれない。
たしかに iPhone は 「ブラウザさえあればいつでもどこでも同じ環境で仕事ができる」という Office 2.0 の理念にぴったりだ。
ただ、ウィルコム W-ZERO3 同様、手のひらサイズの画面上でどれほどの作業を効率よくできるかという限界があることは間違いないだろう。