Google Calendar を便利に使う 20 の最新 Tips

 Google Calendar の日本語版が登場したのが昨年の9月。新たな機能もたくさんつけ加えられ、利用価値が格段にアップした感がありますね。

 ⇒ http://d.hatena.ne.jp/husigi/20060923

 そこで昨年以降の Google Calendar の進化と新たな Tips をまとめてみました。


使い勝手をよくするTips
カレンダーのフォントサイズを調整する方法

Googleマップで場所を選んでそこからカレンダー登録するBookmarklet

Googleカレンダーの土日の色を変える

Google Calendar への入力を簡単にする Firefox Extension

イベント情報を Firefox で通知する Firefox Add-ons

GMail で Google Calendar イベントを表示する方法

GMail からのメールを Google Calendar に挿入する方法

 メール作成画面で、「subject」欄の右下隅に「Add event info」というボタンが現れるので、これを開くと下のような画面になる。このイベントを Google Calendar に表示したいときは、さらに左下隅の「more event options ?」ボタンをクリックし、カレンダーへの挿入画面に入る。

 



ウェブサイトなどに埋め込むスクリプト

自サイトにそのまま設置できる公式 Google Calendar Gadgets

Google Calendar をブログやサイトに設置する方法


モバイルとの連携

携帯から Google Calendar を見るスクリプト 1

携帯から Google Calendar を見るスクリプト 2

携帯から Google Calendar を見るスクリプト 3

GooSync で Google Calender と W-ZERO3 を同期する方法


ICAL 形式のカレンダーデータを利用する

http://d.hatena.ne.jp/husigi/20060925

Googleカレンダーで読み込めるiCal形式データ一覧

Amazon2ical 発売日をカレンダーで表示!

Amazon.co.jpの商品データを取り込んで発売スケジュールを自動作成するサービス

iCal データを抽出するPerl プログラム


他のプログラムとの連携
Remember The Milkとの連携

Google Calendar とシンクロできるカレンダーサービス

Googleカレンダー専用ブラウザ(ダウンロード版)


 

「あなたにぴったりの音楽探します」Music 検索の最前線

 あなたの感性にぴったり合った音楽を探し出し、お薦めします、というサービスを最近よく見かけるようになりました。アメリカでは「Web 2.0」を意識して「Music 2.0」「Music Recommendations 2.0」などと呼ぶようです。

 人の「好み」「感性」をどう定義するのか。これが結構難しい話なんですが、この種のサービスでは、「ある音楽を好きな人が他のどんな音楽を好んでいるか」というデータをたくさん集めることによって推測しているようです。

 それゆえこれらの多くは「検索」サービスの一つである同時に、音楽を通して知らない人どうしをネット上で結びつけるソーシャルネットワーク的な仕組みを持っていますね。

 今回はそんな「Music 検索」の最前線を探ってみました。音楽のタイトルやアーティスト名で検索するのはもう古い。「好み」や「感性」で楽曲を検索する仕組みを搭載したサービスのいくつかを探してみましょう。

Last.fm
 この分野の老舗中の老舗。すでに日本語版も登場しているが、一番の値打ちであるラジオ機能は英語版しか使えない。ユーザーの好みに合いそうな楽曲を自動で探し出し、ラジオのように次々に流してくれるサービス。ラジオ機能で曲はフルに聴けます。

musicovery
 このブログで取り上げています。本当にすばらしいサービスです。曲はフルに聴けます。
http://d.hatena.ne.jp/husigi/20061117

Pandora
http://d.hatena.ne.jp/husigi/20060702
 私が毎日聞いていて飽きないサービスです。たとえば「ピアノ曲」などと大雑把にジャンルを指定しておくと、曲ごとに行う「好み」かどうかの判断を根拠に、そのジャンル内での私の好みの曲を探し出し、勝手に何曲でも流し続けてくれます。曲はフルに聴けます。

musiclens
 「テンポ」は遅いか早いか、「年齢」は高いか低いか、「ムード」は激しいか優しいかなどの曲調の好みをスライディングバーで選択するとそれに合致した曲を自動的に選択して流してくれるサービス。曲は一部しか聴けません。

MOG
 やはり Recommendations 機能を持った音楽ソーシャルネットワークサービスの一つ。曲は一部のみ試聴できるていど。

finetune
 何曲か自分で登録してから「I'm Lazy!」を押すと、それに近い曲をランダムで選んで勝手に登録してくれるサービス。登録した音楽はフルで聴くことができる。ブログに貼り付けることも可。

Mercora
 これもお気に入り。P2P を利用しているようで好みのアーティストの曲を完全に無料で聴くことが出ます。すごい。recommendation 機能はないようですが、「CONNECTIONS」タブでよく似たアーティストを探し出すことができます。

SeeqPod Music
 mp3 の曲を最初は自分で探してリストアップするが、その後はよく似た傾向の曲を選んで推薦してくれるシステム。なぜかフルに聴けます。

Goombah
 インターネット経由でお互いの iTunes ライブラリを見せあうことによって、好みの音楽を探そうという試み。曲はフルに聴けます。

MyStrands
 デスクトップにインストールするタイプ。聞いている曲をヒントに他の曲を推薦してくれる。いち早く携帯電話に進出しました。曲は一部しか聴けません。

iLike
 Last.fm 同様ソフトをインストールしておくと聞いた曲をもとにユーザーどうしを結び付けてくれるサービス。これを通して好みの新しい曲に出会える。曲はフルに聴けない。

midomi  
 ユーザーが探したいメロディーをWebブラウザでマイク入力すると、合致する楽曲を検索してくれるサービス。面白いが、曲はフルに聴けない。



 で、私のお薦めは、今のところ以下の4つです。やはりフルに聴ける点がいいですね。
musicovery
Pandora
finetune
Mercora
 
 

  

Google を大化けさせる GreaseMonkey スクリプト10選

 GreaseMonkey とはサイトの表示や機能をブラウザ側でカスタマイズできるFirefox拡張機能のこと。Google をいっそう使いやすくする最新スクリプトのいくつかを紹介しましょう。

 インストールの方法
 まず、GreaseMonkey のインストールします。
 次に GreaseMonkey を利用したユーザースクリプトをインストールします。
 
 詳しくは以前のページを参照してください
  ⇒意外と簡単かも Greasemonkey のサンプルコード
  ⇒Google パーソナライズドホームページで外部リンクを小窓に開くGreaseMonkey スクリプト

Google 100
従来10件しか表示されない Google 検索結果を一挙に 100件ずつ表示させようというスクリプト

GoogleAutoPager
Google の検索結果をオートスクロール

Two-column Google
なんと Google 検索結果を2列表示してくれます

Google Calendar Resize
スタートページなどで Google Calendar を表示させたとき、ちょっとサイズが大きすぎてはみ出しそうなときがあります。このスクリプトでカレンダー表示を縮小します。

Script for Google Reader Search
Google Readerに念願の検索窓を装着するスクリプト

Grease Reader
Google Reader をオートスクロールするスクリプト

Gmail and Reader Integrator
GmailGoogle Reader のフィードを読み込みストックするスクリプト。以前紹介したGoogle Reader Redux より、こちらのほうが見やすいと思います

Googlenlarge
Google image search で画像を拡大表示

Greased Lightbox
Google Image Search, Flickr, Wikipedia, Facebook, MySpace などで画像を拡大表示

GoodBye Google AdSense
文字通り Google AdSense を非表示にしてしまおうという恐ろしいスクリプト

Yahoo! Widgets 4 本日発進

 たった今、Yahoo! Widgets がバージョンアップしたというニュースが入りました。

 バトルというべきでしょうか。「Google Desktop」「Windows Vista」あるいは「Opera Widgets」と、adgets/Widgets のプラットフォームがしのぎを削っています。昨年末、私は「2007年は Widget の年になる?」という Newsweek の記事を紹介しましたが、まさにそんな展開ですね。

 ⇒ http://d.hatena.ne.jp/husigi/20061224

 早速、今回のバージョンアップの特徴を簡単に整理しておきましょう。

 ①「Widget Dock」で Widgets を集中管理
 DOCK という名のとおり、ここで各 Widgets の表示/非表示、新規登録、環境設定などをすべて行うことができるようになりました。

 ② Flickr Widget の使い勝手の大幅改善
 ブラウザを立ち上げることなく、デスクトップから直接 Flickr に写真をアップロードしたり、Flickr の写真を検索したりできるようになりました。

 ③パフォーマンスの大幅な改善
 メモリー消費量を従来の40%に抑えるなど、従来よりマシンにかかる負担を軽くすることに成功したようです。

 ④開発者向け改善
 「SQLite」や「canvas」に対応するなど、開発者向けの改善も。

 ダウンロードはこちらから

 

ベールを脱ぎ始めた Google のケータイ戦略

 「Google Moblie Phone」の噂がかなりの信憑性をもって広がっている昨今ですが、実は Google のケータイ戦略は数年前から深く進行していました。

 モバイルでの「Google 検索」サービスが始まったのが2005年の9月。以来「Google News」「Google ローカル」「Gmail」「Google トランジット」と矢継ぎ早にサービスが拡大しました。

 一方でこれらがケータイ利用者の間で十分利用されているとはいい難い事実もあります。一日たりとも Google を手放せないような重病患者でも、ケータイの狭い画面やテンキーでの入力にはお手上げのようです。加えて遅い接続速度とコストの高さ。ハードルは決して低くありません。

 しかしそれでも Google にためらいはないようです。なぜか。

 「遠くない将来、世界の過半の人々がケータイというネット端末を持ち歩くようになる」ことが明らかになってきたからです。おそらく Google はこの現実の深い意味を世界の誰よりも衝撃を持って受けとめていると思います。

 ネット端末を肌身離さず持ち歩く時代。それは家やオフィスに鎮座していた従来のパソコンの重々しいイメージから我々を解放しつつあります。電源にスイッチをいれ、立ち上がるまで数分を要するという苛立ちとはもうおさらば?。ケータイはこれまでとはまったく異なった次元でのネットサービスの可能性を切り開きつつあります。

 たとえば「Google Maps」をケータイでグリグリ動かせたら。「Google Calendar」でスケジュールを管理し、電車の待ち時間に「Google Reader」で最新情報をチェックできれば。Google のサービスのほとんどは実はケータイ端末で利用されてこそ本来の威力を発揮するかもしれない。我々がようやくこの事実に気づき始めたとき、Google はその準備をすっかり終えていたわけです。

 そういう意味では、Google が従来より目指してきた戦略にようやく環境や時代が追いついてきた、と言ったほうがよいかもしれませんね。

 今日は Google のケータイ戦略を示すいくつかのリンクを紹介します。

Google モバイル ホーム
 Google のモバイル専用サイト。「ウェブ検索」「イメージ検索」「携帯サイト検索」 「ローカル検索」「ニュース」などへの携帯からの入り口はこちらから。QR コードに対応。

Googleを携帯電話/携帯端末で活用する
「ARTIFACT ―人工事実―」さんの記事から。とてもよくまとまっていて、最新の動向が把握できます。

◎次はGoogleが携帯電話開発へ、iPhoneとは違う路線に?
MarkeZine さんの記事から。Google Phone の最新情報です。うわさの域を出てないと思いますが、注目度は大きいですね。

携帯でGmailを活用する方法
携帯 Gmail に関してはここでしょう。ありとあらゆる情報の宝庫です。

同じ作者の「Googleモバイル集とは

⑤公式には発表されていない Google カレンダーをケータイで利用する方法3種
Googleカレンダーを携帯で見る方法
「たたみラボ」さんの記事から。

Googleカレンダーを携帯から完全コントロール!
「Gmailer」さんの報告。

Googleカレンダーを携帯で利用するPHPスクリプト
「Under Construction, Baby」さんからです。

Google Readerのモバイル版がすごい
「カイ氏伝」の記事から。au で試してみました。繋がることは繋がるのですが、日本語が文字化けしています。

auのGPS携帯でGoogle Mapsにトラッキング
GPS位置情報を希望の周期で(デフォルト30秒)リアルタイムトレースしてデータベースサーバに蓄積します。移動の軌跡をGoogle Mapsに表示したり、カシミール3Dのデータにしたりできます。」ということです。一度試してみましたが、接続料が相当かかりそうでちょっとあきらめています。

Googleとau/EZwebの提携
「PCサイト->携帯変換スクリプト」さんの記事から。

Googleのプロキシを使ってPCサイトを携帯で閲覧する
F.Ko-Jiさんの「一秒後は未来」から。

Google モバイル広告
 Google はすでに金儲けの準備も完了のようです。
WEBサイトを携帯で閲覧できるように変換する「Google Mobile Converter」
「WEBの神?Google情報局」さんから。

A look at Web-Based Mobile Aggregators
「Web Worker Daily」から。「Google personalized home page」「Google Reader」「Bloglines」「NewsAlloy」「NewsGator」などの RSS をケータイで見る方法について紹介しています。



 

    

だまされたと思って視てみよう「live TV channels」Gadgets

 最近、Google Personalized Homepage の新たな「Gadgets」として加わった「live TV channels」がすごいです。

 世界中のニュースチャンネルなどをリアルタイムでしかも完全無料でGoogle のスタートページ上で見ることができるという画期的な Gadgets です。時々「バッファ中」と途切れることもありますが、音声などは驚くほど安定しています。映像は小さいですが鮮明です。画面いっぱいに表示することも可能ですが,当然粗くなります。

 確かに、FreeTubeBeeline TVInternet TV などでも ネットTV のチャンネルを探すことはできますが、Google 上で簡単に見ることができる点がすばらしいと思いました。 まだの人はぜひインストールしてみてください。全43チャンネルの豪華版ですよ。チャンネルのいくつかを紹介しておきます。
  
①ニュース系 全11チャンネル

  • Al Jazeera
  • ABC News Now
  • BBC Headlines
  • CNN  など

②エンターテインメント系 全4チャンネル

  • Cyber Comic
  • Rathergood TV  など

③子供向け 全3チャンネル

④映画系 全4チャンネル

  • Indie FilmMakers
  • GNF Movie channel  など

⑤教育系 全6チャンネル

  • Animal Planet
  • NASA TV など

⑥スポーツ系 全7チャンネル

  • ESPN
  • Sky Sports News  など

⑦音楽系 全6チャンネル

  • Channel 125
  • MTV Uber など

⑧フィナンシャル系 全2チャンネル


 

   

色や音を手がかりに写真を検索する Flickr ツール6種

 公開された APIApplication Programming Interface )によって、Flickr には数多くの Third Party 製アプリが存在することが知られています。

 たとえば、ここで紹介されている Flickr ツール の数は100を超えてますね。

 本日取り上げるのは、膨大な Flickr の フォトストックの中から「ぴったりの1枚」を探すための方法です。「心象」という言葉がありますが、まさに心の中の風景を表現しているような写真を探り当てる方法です。

 考えられたのが「タグ」という人工の記号を使わずに、色や音を手がかりにストレートに写真を探す方法。そのいくつかを紹介しましょう。

Tiltomo
 最初だけ「タグ」で30枚検索。そのうちの1枚を手がかりに「Theme」もしくは「Color / Texture」のどちらかで似たイメージをさらに30枚検索。その中の1枚を手がかりにさらに検索。というようにどんどん絞っていって、ぴったりの1枚に到達、というわけです。

ColorFields Colr Pickr
 定番中の定番。「色」を手がかりに写真を探す、というこの記事のテーマにぴったりなツール。どんな色でもそれにごく近い写真を探してくれます。とにかくレスポンスのよさに驚きです。

Flickr Color Selectr
 上の「ColorFields Colr Pickr」と同様の「色」で検索するツールですが、対象はすべて「クリエイティブコモンズライセンス付の写真」ばかり。しかも検索される絵のすばらしいこと。至れり尽くせりですね。

xcavator
 一番最初の検索だけ「タグ」を用い、テーマを設定します。そこからぴったりの1枚を選択し、その写真のあるポイントを選択して検索すると、そのポイントの色目にマッチした写真を探し出してくれます。ポイントは何点でも選択できるようです。

retrievr
 私のブログで一番最初に取り上げました。とにかくすばらしい。色だけでなく、描いたスケッチの雰囲気に程近い写真を探し出してくれるという優れものです。何回いじっていても飽きないです。
 ⇒http://d.hatena.ne.jp/husigi/20060507

Snapp Radio
 流れる音楽にぴったりの写真を Flickr から探すという画期的サービス。音を画像に変換するのですから、できばえはともかく、その意欲だけでもスゴイの一言です。「Radio Paradise」か「last.fm」のどちらかを利用。


 下は ②ColorFields Colr Pickr